トラック荷台から転落死亡事故 解体業代表の男を書類送検
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2020/2/14 20:20神戸新聞NEXT
兵庫県但馬労働基準監督署は14日、労働安全衛生法違反の疑いで養父市の解体業「エステック」の代表の男(28)を書類送検した。
送検容疑は昨年11月19日、事業所敷地内で男性従業員=当時(68)=に高さ2メートルを超えるトラックの荷台で作業させる際、ヘルメット着用の指示などをしなかった疑い。同署によると、男性は廃材を積んだ高さ2・3メートルの荷台から転落し死亡した。
また同署は同日、同法違反の疑いで朝来市の解体業「丈和興業」の代表の男(38)と、元請けの明神綜合建設(姫路市)、同社現場代理人の男(43)を書類送検した。送検容疑は昨年4月13日、豊岡市内の家屋の改修工事で足場の階段を設置しなかった疑い。同署によると男性従業員=当時(16)=が作業床から転落し、脊髄に重傷を負った。
丈和興業は、18歳未満の者に就かせてはならない高さ5メートル以上の作業床で16歳の従業員に業務をさせた労働基準法違反の疑いでも書類送検された。