就職氷河期世代の採用枠に予想の3倍超 市長「驚いた」
https://www.asahi.com/articles/ASN357D5WN34UHNB00J.html
朝日新聞 泉野尚彦 2020年3月6日 7時45分
群馬県渋川市は4日、就職氷河期世代を対象にした初めての正規職員採用で、若干名の募集に対して計269人が応じたと発表した。219人で最多の群馬をはじめ、沖縄、島根、広島、滋賀、兵庫、奈良、愛知、岐阜など18都県から応募があり、予想した80人程度の3倍以上になった。
市によると、一般事務に249人(県外48人)、土木技師と建築技師に各10人が応募し、平均年齢は約41歳だった。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているが、1次試験(筆記)は予定通り14日に実施。面接による3次試験まで予定している。5月下旬に合格発表をし、採用は7月1日。
市職員は35〜44歳が他の年代に比べて少なく、市は年齢構成の平準化や即戦力として期待している。高木勉市長は「多くの応募に驚いた。優秀な人材をぜひ確保したい」と話した。(泉野尚彦)