「鳴り続ける相談電話」 コロナ、非正規の雇用を直撃 (3/28)

「鳴り続ける相談電話」 コロナ、非正規の雇用を直撃
https://www.asahi.com/articles/ASN3W7FTTN3RULFA045.html?iref=pc_ss_date
朝日新聞 榊原謙 2020年3月28日 9時00分

 新型コロナウイルスの感染が世界に広がり、日本でも感染増が目立ち始めた3月初め。派遣ユニオンの関根秀一郎書記長のもとに、ある派遣社員の女性から1通の切迫したメールが届いた。女性は千葉県内のホテルに派遣され、寮に住み込みで働いていた。だが、ウイルス問題で予約のキャンセルが相次ぎ、ホテル側から「早急に(仕事を)切り上げてほしい」と通告されたという。

 本来の契約期間は3月末まで。それを1カ月近く残し、契約の中途解除を宣告された。この女性より長く働いていた同僚らにも同様の通告があった。

 「住み込みなので住居の問題も出てきています。この場合は何を主張することが可能でしょうか」。メールには女性のそんな悲痛な訴えがつづられていた。 

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