“感情の受け皿・使い走り”に転落した医療陣…「私達にも保護が必要」=韓国
2020/4/4(土) 11:31配信 WoW!Korea
“感情の受け皿・使い走り”に転落した医療陣…「私達にも保護が必要」=韓国
〔写真〕韓国では、医療陣たちの感染・隔離者から受けるストレスがかなり深刻である(提供:news1)
韓国では、新型コロナウイルス感染症による感染・隔離者たちの“逸脱”行為が再び問題となっている。チャーター機で帰国した一部の韓国人海外同胞たちが隔離中の状態の中、医療陣・公務員たちに間食をお願いしたり、タバコ購入のために隔離施設から無断で離れるという行為が次々と確認されている。
医療関係者の間では、長期間隔離状態にいる感染・隔離者たちを理解できないわけではないが、無理な要求を受けつづけ疲れ果てていると吐露している。すでに感染・隔離者たちからの“感情の受け皿労働”にくたびれているだけでなく、使い走りなどの無理な要求まで受け、ストレスがかなりひどくたまっている実情である。
3日、韓国の行政安全部(内務省に相当)と海外同胞入国の政府合同支援団によると、去る2日の午前、イタリアからきた同胞のための臨時施設で、隔離中であった38歳の男性は、タバコを買いに無断で出かけてしまった。
また、同じ施設の別の同胞は、担当公務員に間食をもってくるように国民請願を出し、問題となっている。
別の地域でも隔離の指針を破り、無断で外出し警察に告発されたというケースも伝えられている。韓国政府はこのように隔離指示を破った52件の事例に対して告発・捜査を依頼している。
医療陣たちはこのような感染・隔離者から受けるストレスがかなり深刻であると吐露している。無症状患者が診断検査をしてほしいと言うのを説得するのにエネルギーを浪費するだけでなく、お菓子や果物を買ってきてほしいという要求を断るのが一度や二度のことではないという状況である。現場の医療陣は「彼らは長期間の隔離生活で感情の起伏が激しくなっているなど、理由がわからないわけではない」と語った。
このようなことについて、韓国高麗大学病院の教授は「医療陣の保護が疎かな中、感染の責任を医療陣に負わせるなど、医療陣のストレスが加重されている状況である」と語った。
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