朝日新聞 再稼働準備中の大飯原発で警報 送電監視の信号途切れる

朝日新聞 2012/06/24

経済産業省原子力安全・保安院は24日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で23日深夜から24日朝にかけて、送電線(50万ボルト)の状態を監視する無線の信号が途切れ、警報が断続的に鳴ったと発表した。大気が不安定だったのが原因とみられ、安全上の問題や再稼働の準備作業への影響はないという。
 
保安院や関電によると、警報は23日午後11時35分〜24日午前8時12分に計26回鳴り、京都市内の京北開閉所や西京都変電所と接続している送電線の監視装置の異常を知らせた。調査の結果、装置の故障はなく、過去にも不安定な大気が原因で、同様の警報が鳴ったことがあるという。
 
大飯原発では19日夜、タンクの水位低下を示す警報が鳴ったが、公表が遅れた。その後、予期しない警報は安全への影響の有無にかかわらず、速やかに公表することになった。今回は最初の警報が鳴ってから2時間22分後の24日午前1時57分に保安院が発表した。

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