東京新聞 2012年11月6日 夕刊
「脱原発」「憲法尊重」の都政を求める声明を発表する宇都宮健児弁護士(左から2人目)ら=6日午前、東京都庁で
東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、評論家の佐高信氏や経済ジャーナリストの荻原博子氏らが六日、都庁で記者会見し、反貧困や脱原発を実現する都政を求める声明を発表した。声明に賛同した著名人約四十人を中心に「人にやさしい都政をつくる会」を発足し、統一候補を擁立する。
会見に同席した前日本弁護士連合会会長で東京弁護士会所属の宇都宮健児氏(65)は、候補が見つからなかった場合について「(自身の立候補を)検討せざるを得ない」と出馬に含みを持たせた。
声明では、憲法を大切にし、福祉や環境、貧困や格差問題を重視するとともに、脱原発政策を確実に進める知事を求めるとした。石原前知事が脱原発運動を罵倒したなどとして、批判した。声明に賛同したのは、元国立市長の上原公子氏、作家の大江健三郎氏、ジャーナリストの鎌田慧氏ら。
宇都宮氏は、貧困問題に取り組む市民団体や労働組合、法律家、学者らがつくる「反貧困ネットワーク」の代表も務めている。オウム真理教の被害者支援や、多重債務者の救済に長年取り組んだ。
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働き方ネット大阪 第17回つどい
テーマ: アカンやないか!?今の働き方と貧困
日 時: 11月30日(金)午後6時半〜8時時45分
会 場: エルおおさか(大阪府立労働センター) 南館5階ホール
京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m
地下鉄堺筋線「北浜駅」より東へ500m
プログラム:
1.真剣対談
竹信三恵子さん(和光大学教授、元朝日新聞記者)
小久保哲郎さん(弁護士・生活保護問題対策全国会議事務局長)
2.駆け込みスピーチ 湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)さん
3.参加者討論
資料代: 500円(学生、失業者、生活保護利用者は無料)
主 催:働き方ネット大阪(https://hatarakikata.net/)
連絡先:民主法律協会(TEL06-6361-8624)
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