毎日新聞 2014年03月28日 01時15分
居酒屋チェーンのワタミは27日、全店舗約640店の約1割に当たる60店舗を2014年度中に閉鎖すると発表した。店舗削減で余剰ができた社員を近隣店舗に振り分けることで店舗当たりの人員を増やし、労働環境を改善する。
外部の有識者でつくる同社の業務改革検討委員会が1月に出した報告書で、「所定労働時間を超える長時間労働が慢性化している」「始業終業時刻を正しく記録していない」などと指摘されていた。
そのため、店舗削減に加え、会議時間の削減のほか、メンタルヘルス相談窓口の設置など社員の健康管理の充実も図るとしている。(共同)