橋下徹大阪市長の生活・地域壊しを許すなと、「橋下市長の『市政改革プラン』に怒る市民大集合」(主催・同実行委員会)が15日夕、大阪市北区の中央公会堂で開かれました。席に座れない人や2階席も満杯の1200人をはるかに超える参加者であふれ、「プランは撤回しかない」の思いを一つにしました。
実行委員会から前田博史大阪自治労連副委員長が「プラン」には橋下・「維新の会」を支持した町会役員も怒りの声をあげていると述べ、「集会を機に運動を大きく広げよう」と呼びかけました。
各分野のリレートークが続きました。
歩行が困難で手押し車で登壇した女性(86)は「赤バス(福祉バス)は命の綱」と訴え、削減に強く抗議。住吉市民病院を充実させる会代表は「病院廃止に立場の違いを超えて反対運動が広がっている」と紹介しました。
集会では、橋下市長が知事時代に補助金を廃止した日本センチュリー交響楽団有志が演奏し連帯あいさつ。中山徹奈良女子大学教授が講演。「維新」の高速道路など大型公共事業や関西空港の活性化策が「従来から関西財界が主張してきた陳腐な内容」とし、「その野望を大阪でくい止めよう」と訴えました。
「プラン」の中身と橋下・「維新」の正体を広く知らせ、150万人署名を集めるなどの「申し合わせ」を拍手で確認しました。
吹田市の女性(28)は「学童保育の補助金をなくすことに反対する署名を50人集めた。無駄な大型開発に予算を使う感覚がわからない」と話していました。