女性の平均賃金が過去最高 12年、高学歴化が影響

共同通信 2013年2月21日

 厚生労働省が21日に発表した2012年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く女性の残業代や賞与などを除いた月額平均賃金は前年比0・5%増の23万3100円で、現行調査を始めた1976年以降で最高となった。同省は「女性の高学歴化が進んでいることが影響した」と説明している。

 男性は0・2%増の32万9千円で、男性の賃金に占める女性の賃金の割合も最高となり、男女格差が縮小した。男女計の平均賃金は0・3%増の29万7700円で、3年連続で増えた。

 産業別でみると、賃金が最も高いのは、男性では金融・保険業。女性は教育・学習支援業だった。

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