自動車各社の春闘回答をホワイトボードに書き出す自動車総連の担当者=13日午前、東京都中央区【写真省略】
連合の古賀伸明会長は13日、記者会見し、春闘の回答をめぐり「賃金の底上げを図るとともに、賃金アップによりデフレを脱却すべきだと訴えてきた成果が表れたことがうかがえる」と前向きに評価した。
連合によると、同日までに回答を得た労働組合は63。古賀会長は「賃金カーブ維持分は確保でき、6組合は賃金改善の回答を引き出した」と説明した。
安倍晋三首相が企業に賃上げを要請したことには「物価だけが上がって国民所得が増えないと社会が混乱するというわれわれの認識を、安倍政権も持つに至ったということではないか」と分析した。