リクルートワークス研究所が23日発表した2014年卒業予定の大学生・大学院生の求人動向調査によると、求職者1人当たりの求人数を示す民間企業の求人倍率は前年比0・01ポイント上昇の1・28倍で、小幅ながら2年連続で改善した。
流通や金融、建設で求人が増えたが、製造業は業績不振企業を中心に採用を絞り込み5・5%減った。企業の求人総数は1・9%減の54万3500人。公務員志望者の増加で民間企業への就職希望者が2・0%減の42万5700人と、求人数より減少幅がやや大きかったため、求人倍率は小幅上昇した。
株高や円安などによる就職環境の改善はあまり進んでいない。