http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130724/cpb1307241809004-n1.htm
SankeiBiz 2013.7.24
福島労働局は24日、東京電力福島第1原発事故の除染作業を行う388事業者を1月から6月末までに立ち入り調査した結果、68%に当たる264事業者で法令違反があったと発表した。計684件の違反を確認し、労働基準法や労働安全衛生法に基づき是正指導した。
賃金不払いなど労働条件に関する違反が473件で、安全教育が不足していたり防じんマスクや線量計を正しく装着していなかったりと安全衛生に関する違反が211件だった。
労働条件に関する違反のうち、日給額と除染手当を分けて明示しないなど労働条件を正しく記載していないケースが82件。賃金から不当に食費を控除するなどの賃金不払いが67件あったほか、割増賃金の不払いも108件あった。
また一部事業者は、立ち入り調査の前に作業員に「除染手当をもらっていると回答するように」などと、事実とは異なる不当な指示をしていたという。