死亡の教諭、運転手に「起きろ」=夜行バス事故、運行会社捜索−富山県警

時事ドットコム 2014年3月4日

 富山県小矢部市の北陸自動車道小矢部川サービスエリアで高速夜行バスが駐車場の大型トラックに衝突した事故で、死亡した乗客の高校教諭小野善広さん(48)が衝突直前、小幡和也運転手(37)=死亡=の異変を感じ、「起きろ」などと声を掛けていたことが4日、県警への取材で分かった。捜査関係者は「小野さんは事故を未然に防ごうとした」とみている。

 県警は同日、バスを運行していた宮城交通の本社(仙台市)と仙台南営業所(宮城県名取市)、小幡運転手の自宅(同県角田市)の3カ所を自動車運転過失致死傷の疑いで家宅捜索。小幡運転手の健康診断結果や勤務表など約390点を押収したほか、運転席などを撮影したドライブレコーダーをバスから回収し、分析を進める。

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