共同通信 2014/03/19
NHK番組の制作を請け負う制作会社のスタッフだった男性=当時(31)=が、中国でのロケ中に取材先とアルコール度数の高い白酒(パイチュウ)の一気飲みを繰り返した後に死亡したのは労災だとして、東京地裁は19日、遺族補償の給付を認める判決を言い渡した。
男性の両親が労働基準監督署の不支給処分を不服として、裁判で取り消しを求めていた。
判決によると男性は2009年4月、NHKスペシャルの制作のため、照明・音声の担当者として、中国に出張。地方行政組織の幹部らとの会合に出席し、白酒を少なくとも10杯程度、口上を述べた後に一気飲みする「乾杯」と呼ばれる飲み方をした。