静岡放送の元女性アナ、雇用継続求め提訴 セクハラで発声障害

産経新聞 3月25日(火)7時55分配信

 静岡放送(本社・静岡市駿河区)の元アナウンサーの女性(24)が、今年2月に契約を打ち切られた(雇い止め)のは不当として、雇用継続の確認などを求めて静岡地裁に提訴していたことが24日、明らかになった。

 訴状によると、女性は平成25年3月に同社に契約アナウンサーとして採用され、3本の番組でレギュラーとしてアナウンス業務を担当。しかし、番組の男性ディレクターから「ミニスカをはけ」といわれるなどセクハラやパワハラ行為を受け、精神的苦痛により声が出にくくなる心因性発声障害などの症状を訴えていた。同10月に同社から「声が安定せずニュースが読めない」と雇い止めの通告を受け、12月に入って完治したことを訴えたにもかかわらず番組を外され、契約更新を拒絶されたとしている。

 同社総務局は取材に対し「当社としては契約更新を拒絶したことには相応の理由があると考えており、今後の裁判で主張していきたい」とコメントした。

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