朝日新聞デジタル 2014年9月25日
ニューヨーク=村山祐介
帰宅が午前様では「責任放棄」。発想を改めて――。ヒラリー・クリントン前米国務長官と安倍晋三首相が24日、米ニューヨークで開かれた女性支援のイベントで対談し、働きすぎを尊ぶ日本の企業風土には改革が必要との考えで意気投合した。
クリントン氏は2016年の米大統領選で民主党の最有力候補になるとみられている。対談は「女性が輝く社会」を掲げる首相に、クリントン氏がインタビューする形で行われた。
首相が「日本では朝方まで仕事をしている人が偉いという文化がある」と日本の企業風土を説明。「そういう文化では女性は子育てしながら仕事ができない」と意識変革の必要性を訴えた