http://www.sankeibiz.jp/business/news/150120/bsd1501201547009-n1.htm
SankeiBiz 2015.1.20
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カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は20日、グループの執行役員に占める女性の比率を、中長期的に50%以上まで高める方針を明らかにした。現在の比率は1割弱。
育児などで勤務時間が短くても成果を上げれば高く評価する人事制度を導入するなどし、女性が昇進しやすい環境作りも進める。
全国の女性店長ら約300人を都内に集めたミーティング後、記者団に明らかにした。
現在グループの執行役員は48人で、このうち女性は3人。柳井氏は女性従業員について「ファッションの感性が優れ、出産や育児などを通じて人生経験が豊富だ」と述べ、指導的立場への登用に期待を示した。
また、今後は人事制度を変えて質的貢献を重視する評価システムを導入し、時短勤務でも「成果を上げれば、フルタイムの人より高く遇する」とした。
また同社は、女性管理職を早ければ平成29年にも30%にまで高める方針。現在、国内の女性店長の比率は30%だが、本部の管理職は13%にとどまるなど、持ち場でばらつきがある。この比率をおしなべて3割程度まで高める考えだ。
ミーティングでは柳井氏は、「これをやりたいというビジョンを明確にしてほしい。仕事と家庭を100%両立できるよう会社も支援する」と述べた。