http://www.sankeibiz.jp/econome/news/150407/ecd1504070500002-n1.htm
SankeiBiz 2015.4.7
妊娠や出産を理由に職場で不利益な取り扱いを受けるマタニティーハラスメント(マタハラ)の被害者のうち、相手が「男性上司」だった人が約半数に及ぶ一方、「女性上司」も22%に上ったとする調査結果を、被害者の支援団体「マタハラNet」が発表した。
女性上司から「子供は1人でいい」と言われた例のほか、「産むなら仕事を辞めてほしい。中絶するのは簡単だ」と通告されたケースもあった。
調査は今年1月、インターネットで実施し、被害を受けた20代〜70代の女性186人が回答した。マタハラを受けた当時の年齢は30代が68%を占めた。
被害を受けた相手(複数回答)では、直属の男性上司が53%と最多。人事担当者と男性経営層が24%で並び、直属の女性上司も22%だった。女性の同僚は18%で、男性の同僚の9%を上回った。同僚や上司、人事担当者に相談した人に、その後の経過を複数回答で尋ねると、「解決」は14%にとどまった。「対応せずそのままにされた」が56%と最も多く、「余計に傷つく言葉を言われた」も15%あった。