http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015051601001661.html
共同通信 2015年5月16日
激しい疲労や睡眠障害が長期間続く「慢性疲労症候群」(CFS)の患者約250人を厚生労働省が調査した結果、約3割がほぼ寝たきり状態の重症であることが16日、分かった。病名から「怠けているだけではないのか」といった誤解を受けることも多い患者が、日常生活に支障が出る深刻な症状に苦しんでいる実態が明らかになった。
研究者によると、CFSの患者は全国に24万〜38万人とされるが、明確な診断基準がなく、国も正確な患者数が分かっていない。難病医療法による医療費助成の対象外でもある。
調査は昨年度に実施。CFSと診断を受けた患者251人に、同意を得た上で調査票を郵送。