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朝日デジタル 2015年11月27日
総務省が27日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は3・1%で、前月より0・3ポイント改善した。改善は3カ月ぶりで、1995年7月以来20年3カ月ぶりの低い水準となった。
完全失業者は前月から22万人減った。総務省は「人手不足感の高まりを背景に、求人が雇用に結びついた」とみている。
一方、厚生労働省が同日発表した10月の有効求人倍率(同)は1・24倍で、前月から横ばいだった。医療・福祉や卸売・小売業、宿泊・飲食業などで求人が伸び、約23年ぶりの高水準が続いている。都道府県別では、東京の1・82倍が最高で、最低は鹿児島の0・87倍。正社員の有効求人倍率も前月と同じ0・77倍だった。
ただ、先行指標とされる新規求人倍率(同、当月の新規求職者数に対する新規求人数の割合)は前月を0・03ポイント下回る1・83倍で、8カ月ぶりの下落に転じた。(北川慧一)