Yomiuri Online 2016年04月12日
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160411-OYT1T50115.html
鳥取県倉吉市役所の男性職員(当時44歳)が2013年10月に自殺したのは、過重労働とパワーハラスメントが原因として、男性の遺族が市と元上司に対し、計約1億800万円の損害賠償を求めて地裁に提訴した。
訴状によると、男性は建設課に所属。自殺直前の1か月間の時間外労働は168時間、直前14日間は連続勤務し、同じ頃、担当していた委託工事について、当時の上司が施工変更を了承しながら決裁を下ろさなかったため、変更を前提に工事を進める業者との間で精神的に追い詰められ、重度のうつ病を発症したとする。
遺族側は、市は安全配慮義務を怠り、元上司の対応はパワハラにあたると主張。同市職員課の鵜沼公子課長は「今後訴状が届いてから内容を確認し、対応を協議したい」としている。