GMの新労働協約交渉は一段と難航、上積みなし回答をUAWが拒否
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2019/10/7(月) 9:25配信ロイター
GMの新労働協約交渉は一段と難航、上積みなし回答をUAWが拒否
10月6日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と全米自動車労組(UAW)の新労働協約を巡る交渉は、GM側の実質上積みなしの回答をUAWが拒否したことで、さらに難航する様相となった。写真はGMモーリング・グリーン工場でピケを張る従業員。9月17日撮影(2019年 ロイター/Bryan Woolston)
[デトロイト 6日 ロイター] – 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>と全米自動車労組(UAW)の新労働協約を巡る交渉は6日、GM側の実質上積みなしの回答をUAWが拒否したことで、さらに難航する様相となった。
UAW幹部のテリー・ディテス氏は組合員宛ての書簡で、GMが以前にUAWが受け入れを拒んだ内容を再び提案してきたと説明。「交渉状況は悪化した」と付け加えた。
ディテス氏は、UAWが5日に退職金の計算に使われる賃金水準や賞与、雇用保障、利益分配などの問題で申し入れをしたが、GMが6日朝に示した回答には一連の項目について何の進展も含まれていなかったと指摘した。
GMは声明で「われわれは社員に今メリットをもたらし、関係者全ての力強い将来を築ける適切な提案とともに、誠心誠意交渉を続ける」と述べた。
UAWに属する4万8000人のGM社員は9月16日からストライキを実施し、労使代表はこれまでほぼ毎日協議を続けている。