連合会長「賃金底上げと非正規労働者の待遇改善求める」 (3/6)

連合会長「賃金底上げと非正規労働者の待遇改善求める」
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NHK News 2020年3月6日 5時50分

来週の春闘の集中回答日を前に連合の神津会長が会見し、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が経済や雇用に出ているとして、賃金の底上げに加え、特に非正規労働者の待遇改善を求めていく考えを示しました。

連合はことしの春闘で、基本給などを引き上げる「ベースアップ」に相当する賃上げや、格差是正に向け企業内で最低賃金を1100円以上に設定することなどを求めています。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の先行きに不透明感が増す中、春闘のヤマ場となる大手企業などからの集中回答日を前に、神津会長は「足元の経済に影響が出始めているが、賃金の底上げを訴えていく」と述べ、引き続き賃上げにこだわって交渉を続ける考えを示しました。

そのうえで、先日急きょ行った労働相談に非正規労働者からの相談が相次いだことを踏まえ、「新型コロナウイルスの感染拡大で特に影響を受けているのが、非正規雇用やフリーランスといった立場の人だ。これまでも格差の是正を訴えてきたが、多様な働き方をしている人たちへのセーフティーネットを整備するためにも労働環境の改善を求めていく」と話しました。 

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