通信労組大阪支部淀川分会が9日に結成されました。腹を固めて、1か月40本のインターネット回線(Bフレッツ)を販売しなければ解雇となる「契約社員D(パートタイマー)」の決起です。本日、大阪労連で記者会見しましたが、感動の会見でした。3月末に、40本に達していなかった労働者が解雇されようとしましたが、通信労組大阪支部が団体交渉で追及し、仲間が販売協力して、ようやく解雇が免れました。しかし、この大不況のもと、NTT自身は販売目標を下げたものの、契約社員Dの労働者目標は下がっていません。むちゃくちゃな使い捨てです。労働者は50歳を越え、家族がいます。3か月の1か月前には、自宅に、内容証明で「40本販売しない場合は契約を更新しない」と送付されたそうです。奥さんは、それを見て寝込んでしまうほどショックを受けたそうです。NTT西日本は5万人ほどの労働者が働き、うち2万人が非正規雇用。そのうち1.2万人もの労働者がDもしくはCの労働者です。NTT持ち株会社は3月期決算でトヨタを抜いて営業利益1兆2000億円を超える予想だと報じられている企業、えげつない一言です。この40本をやり遂げる労働者は4人に一人だそうです。平田分会長は「請負では無いのに、数時目標ばがりが言われるが、NTTの体質問いたい」「退職に追い込まれた仲間がいた、指くわえて見ておれなかった、悔しかった、意見を述べる場が労働組合だと知って、結成した」と。皆さんの応援お願いします。勇気とは、組合つぶしのために、NTTは販売が無理なところに移動させます、これを恐れないでの公然化と記者会見です。(服部信一郎)
朝日新聞夕刊 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200905120056.html