週刊朝日 2012年11月9日号
Yahooニュース2012年11月1日
内閣改造後すぐに田中慶秋法相(74)が辞任し、支持率も野田内閣の発足以来、最低の18%となった民主党。しかし、「応援団長」として寄り添い続けてきた日本労働組合総連合会(連合)のトップに立つ古賀伸明会長(60)は、それでも民主党を見捨てないという。その理由とは?
* * *
――10月3日の連合の中央委員会で、引き続き民主党を支持することを表明しました。ジレンマはなかったですか。
まったくありません。いろいろな課題があっても、生活者や労働者、納税者目線の政策スタンスは、民主党がいちばん近い。政党と労組は、役割と機能が違うから、政策がすべて一致するわけじゃない。優先順位が違う場合もある。それでも本音で議論できる民主党との今までの長い歴史を、大切にしていく必要があると思います。
ただし、議員個々人については、地方連合会だけでなく産業別組織でもいろいろな評価があります。民主党の公認候補が自動的に連合の推薦候補になるわけではありません。与党になりこれまで見えなかったことが見えだしました。本当に我々の政策を推進していくのか、議論できる人なのかを見極めないといけません。