健康診断受けないとボーナス減 ローソン、3月から

朝日新聞 2013年1月23日

 【古谷祐伸】健康診断を受けない社員とその上司はボーナスをカット――。ローソンが3月から、社員3500人を対象に「健康診断の受診率100%」をめざす取り組みを始める。労使が合意した。

 労働安全衛生法は、企業に定期健康診断を行うよう義務づけており、従業員にも受診する義務がある。だが、ローソンの場合、2011年度の受診率は83・6%。多忙などを理由に受けない社員がいるためだという。

 新制度では健康診断を受診しない社員に年3回、受診を促す通知を出す。3回目の通知を受けても無視し、1年間受診しなかった場合、翌年度のボーナスを、いったん決まった支給額から本人は15%、その上司も10%減らす。再検査を勧められたのに受けなかった場合も、本人は最大8%、上司は10%の減額にする。

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