大阪)トラック運転手の過労死防げ 環境改善へ弁護団

http://www.asahi.com/articles/ASH547WKXH54PTIL00T.html
朝日デジタル 2015年5月6日03時00分
 
 過労死・過労自殺の問題に取り組む大阪の弁護士らが、過酷な働き方を強いられているトラック運転手の労働環境改善を目指す「トラック運転手支援弁護団」を結成した。6日午前10時〜午後3時に、トラック運転手やその家族らを対象とした無料の電話相談会(050・3786・1072)を開く。

 厚生労働省のまとめによると、2013年度に働き過ぎが原因で脳や心臓の病気を発症したとして労災認定されたのは306人で、職種別ではトラック運転手などの「自動車運転従事者」が93人と最多だった。

 弁護団の立野嘉英弁護士(大阪弁護士会)によると、物流業界の競争激化と運賃収入の低下などを背景に、トラック運転手の過重労働が常態化しているという。「個々の運転手は、荷主や雇い主に対して弱い立場にあり、不当な働かせ方に対するチェックも機能しにくい」とし、運転手の働き過ぎに加え、労災事故や賃金・残業代不払いなどの問題にも取り組む考えを示している。

支援弁護団はホームページ(http://truckbengo.com/別ウインドウで開きます)も開設。今後は、メールなどでの相談受付態勢も整えるという。(阪本輝昭)

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