アメリカで失業者増加 新型コロナ感染拡大で深刻な影響
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NHK News 2020年3月25日 7時15分
新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて、アメリカでは、休業した飲食店や小売店などから解雇される人が増え、失業保険の申請件数が2年半ぶりの高い水準となり、深刻な影響が出ています。
CDC=疾病対策センターによりますと、アメリカでは23日の時点で、感染者が4万4183人、亡くなった人は544人となっています。
感染拡大を受けて、アメリカでは飲食店や小売店などが休業し、解雇される人が増えていて、アメリカ労働省の発表では、今月14日までの1週間で新たに申請された失業保険の件数は28万1000件に上っています。
これは前の週と比べて7万件多く、2年半ぶりの高い水準です。
先週、ニューヨークにあるステーキ店を解雇されたバイオレット・トンプソンさん(23)は「オーナーから店を休業すると言われ、50人近くの従業員が解雇されました。仕事を探していますが、大学を卒業したばかりで職歴もなく、すぐには見つかりそうもありません。これからの生活を考えると、不安でたまりません」と話していました。