感染拡大でバイト減り学費確保できず 学生団体が国に支援要望
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012359591000.html
NHK News 2020年3月31日 13時15分新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイト先の業績が悪化し、学費や生活費が確保できないなど、経済的不安を訴えている学生が4割に上っているとして、学生団体が国に支援を行うよう求める要望書を提出しました。
31日は、奨学金制度などの改善を目指す学生団体のメンバーが、文部科学省の担当者に要望書を提出しました。
学生団体によりますと、今月8日から行ったアンケートでは、大学生と大学院生など137人のうち、新型コロナウイルスの影響でアルバイトの収入が減少したと回答した人が35%に上ったほか、収入が減ったことで学費が確保できないと回答した人が7%と、合わせて42%が経済的な不安を訴えているということです。
このため要望書では、アルバイトができなくなった学生に対する補償の検討や、大学に対して入学金や学費の免除できる救済策を講じるよう求めています。
学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」の齊藤皐稀事務局長は、「アルバイトが無くなれば大学などで学ぶ機会を失う人も出てくる。困っている学生はたくさんいるので、一人一人の実態に即した支援をしていただきたい」と話していました。