スウェーデン 一時解雇の航空会社客室乗務員を医療現場へ (4/2)

スウェーデン 一時解雇の航空会社客室乗務員を医療現場へ
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NHK News 2020年4月2日 7時15分

北欧のスウェーデンでは新型コロナウイルスの影響で一時的に解雇されることになった航空会社の客室乗務員に医療現場で働いてもらおうと患者をベッドに移すなど実務的な研修が始まりました。

スウェーデンではWHO=世界保健機関の集計で4000人以上の新型コロナウイルスの感染が確認され、臨時の病院を作るなど対応に追われていますが、医療従事者の確保が課題となっています。

こうした中、医療現場で働いてもらおうと航空便の大幅な運航停止の影響で一時的に解雇されるスカンジナビア航空の客室乗務員らおよそ1万人から希望者を募り、実務的な研修を始めました。
ストックホルムの大学で行われた研修では、客室乗務員らが早速、患者をベッドに移したり、ベッドを消毒したりするための対応を学びました。

参加した女性は「これまでも機内で急病人の対応にあたった経験が何度もありますが、研修で多くのことを学びたい」と話していました。

主催するスウェーデンの財団は、今後、少なくとも300か所で研修を行う予定だとしています。

イギリスでも大手の航空会社の客室乗務員から希望者を募り、臨時の病院で医療支援にあたってもらう予定で、医療態勢のひっ迫が課題になる中、異業種からの人材の活用に迫られています。 

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