働き方ネット大阪 第13回つどい
アメリカの社会改革と労働団体の役割
アメリカは一昨年の秋以降、100年に1度といわれる経済危機に陥り、今年に入っても失業率は10%近くで高止まりしています。失業期間が長期化し、増えている雇用の多くは、パートか派遣・個人請負などの非正規労働者と言われています。
それでいてまともな雇用政策がなく、労働者は無保護で無権利な状態に置かれています。労働組合が比較的強い公務の領域でさえ、財政圧力による人員削減や賃金切り下げの攻撃にさらされています。
今回のつどいでは、関西大学で開催される経済理論学会全国大会のゲスト講演者として来日される、アメリカの労働研究の第一人者、ジェームズ・ハインツ氏をお迎えして、アメリカの労働事情について語っていただきます。
ハインツ氏は、いまどのような雇用政策が求められているかを中心に講演し、労働組合と労働団体の役割やリビングウエイジ(生活賃金)運動の実践例にも触れられると聞いています。会場の質問時間も取ります。
日本にあまり知られていないアメリカの労働運動について学ぶ貴重な機会です。
ぜひご参加ください。
日 時: 2010年10月21日(木)午後6時半〜9時
会 場: エルおおさか南館5階ホール
京阪・地下鉄谷町線「天満橋」駅より西へ300m、「北浜」駅より東へ500m
講 演: ジェームズ・ハインツ氏
マサチューセッツ大学経済研究所教授
演 題: まともな雇用政策なきアメリカの労働事情
――経済危機、非正規雇用と労働団体の取り組み――
通 訳: 藤岡惇氏(立命館大学教授)
司 会: スコット・ノース氏(大阪大学教授)
当日チラシです ← クリック