関西電力本店前に集まり「大飯原発再稼働反対」と声をあげる人たち=27日、大阪市北区
原発再稼働に反対するとりくみが27日、全国各地で行われました。
「再稼働反対」。力強い唱和が大阪市北区の関西電力本店前に響き渡りました。若者や子どもを連れた保護者、高齢者ら2000人を超える人たちが続々と集まり、思い思いのプラカードを掲げて1時間半訴え続けました。
空前の規模で広がる首相官邸前の行動の高まりを受け、「関西でもなにか行動をしよう」「普通の市民が声をあげることができる運動を」とツイッターで相談し合って始まった本店前行動。4月6日、インターネットなどで呼びかけてスタートを切りました。6月に入ると、600人を超える市民がかけつけ、29日には2200人、7月6日には2700人と発展、連帯が日増しに広がりました。
3回参加している保育士の女性(33)=大阪市東淀川区=は「“自然豊かな日本を後世に残さないといけない”と医師の肥田舜太郎さんがいうように、原発はなくさなあかん。政府は世論に耳を傾けるべきです」と語りました。