橋下氏 発言影響など踏まえ訪米中止

NHKニュース 2013年5月28日

日本維新の会の橋下共同代表は、記者団に対し、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡るみずからの発言の影響などを踏まえ、来月に予定していたアメリカ訪問を中止することを明らかにしました。

日本維新の会の橋下共同代表は、大阪市長の公務として、来月中旬にアメリカを訪れる方向で調整を進めていましたが、大阪市議会などからは、いわゆる従軍慰安婦の問題などを巡る一連の発言を踏まえ、訪問の中止を求める意見が相次いでいました。

これについて、橋下氏は記者団に対し、「先週末に中止の方向で検討するよう市の幹部に指示していたが、きょう中止することにした」と述べ、訪問を中止することを明らかにしました。

その理由について、橋下氏は「今のこの状況で訪問してもメリットはないし、訪問先にも警備面などで負担をかけるだろう。市議会からもいろいろな意見が出たので、そうしたことを総合的に判断した」と述べました。

また、橋下氏は、みずからの一連の発言について、「どういうことかと問われれば、こういう趣旨だということを説明し続けるしかない。1回や2回の説明で理解してもらうのは無理だ」と述べました。

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