【共同通信】 2013/12/25
過労によるうつが原因で自殺したとして、大阪市の飲料配送会社に勤めていた元男性社員=当時(27)=の遺族(兵庫県尼崎市)が、会社に対し計約8200万円の損害賠償を求めた訴訟は25日、会社側が責任を認め遺族に6千万円の解決金を支払う内容で、大阪地裁(相沢真木裁判長)で和解が成立した。
会社は日東フルライン。和解内容では、会社が業務と自殺の因果関係を認めたほか、再発防止策として元社員が自殺した経緯を書面で全従業員に配ることなども盛り込まれた。同日、会社幹部が遺族に直接謝罪した。