2020年権利討論集会〔2020.2.15〕のご案内

2020年権利討論集会〔2020.2.15〕のご案内

2019年12月16日
http://www.minpokyo.org/information/2019/12/6733/

■日時:2020年2月15日(土)午前10時〜午後5時 終了後懇親会
■会場:エル・おおさか南ホールほか
■午前 記念講演:「『戦後の国体』の終焉」白井聡さん(京都精華大学専任講師)
■午後 8つの分科会
■チラシ裏面に参加申込書 

案内チラシpdfはこちら→2020年権利討論集会チラシ http://www.minpokyo.org/wp-content/uploads/2019/12/372c847fe6c7941e91f9dcd9b7fa175a.pdf

権利討論集会は、大阪近郊の労働組合、市民団体、弁護士、学者・研究者が参加し、労働問題を中心とした権利闘争を議論する場として毎年2月に開催しており、今回で48回目となります。

午前中の記念講演は、京都精華大学専任講師の白井聡さんに、「『戦後の国体』の終焉」と題してお話しいただきます。
白井聡さんは政治学、社会思想の研究家で、我が国が対米従属的政治体制のもと戦争責任を否定し、政治的正当性を維持させてきたという永続的敗戦論を提唱されています。竹島問題では猛烈な感情をあらわにする人が沖縄基地や横田空域の問題では沈黙する――こういった私たちの社会に無意識のうちに浸透し、さらには、安倍政権の支えとなっているであろう一見ねじくれた思想背景を理解し、新たな対抗軸を打ち出す契機にしたいと思います。

午後は以下8つの分科会を開催します。
?労働委員会闘争の分科会では、現在闘っている労働委員会事件を通じて、前半は地労委、後半は中労委での闘い方を討議します。今回は初めて中労委の労働委員経験者をお招きし、中労委での闘いの在り方も議論する予定です。
?均等待遇分科会は、これまでの派遣分科会とパート分科会を統合し、格差是正につながる実践的な取組を学びます。
?「雇用によらない働き方」分科会では、ウーバーイーツやコンビニ経営者、ヤマハ英語教室、楽天出店者など雇用によらない就労者の組織化に携わった方をお招きし、実践的な取組を討議します。
?過労死・ハラスメント分科会では、過労死防止行政の在り方を長年にわたりチェックしてきた方をお招きし、パワハラ防止法を踏まえた過労死、ハラスメント防止の取組を共有します。
?外国人労働分科会では、昨年に引き続き外国人労働問題に取り組む方をお招きし、初心者でも分かる外国人労働問題の実践的な取組を学びます。
?大阪府市分科会は、来るべき「都構想」の住民投票に備え、元NHK記者の相澤冬樹さんをお招きし維新政治に対する対抗策を討議します。
?貧困・社会保障分科会では、反貧困に取り組む研究者や、貧困救済の制度化を実現した元地方議員をお招きし、反貧困運動と労働運動の協働実現などを学びます。?憲法分科会では、愛知トリエンナーレでの表現の不自由展を巡る問題の弁護団をお招きし、表現の自由の意義について学習します。

いずれの分科会も時宜にかなった最新の議論ができるよう準備をすすめています。

新たな年の権利闘争のスタートとして、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。 

 

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