共同通信 ソニー、1万人削減へ テレビ事業不振で減員拡大

共同ニュース 2012年4月10日

ソニーが、2012年度にグループ従業員の約6%に当たる1万人規模を国内外で削減する方針を固めたことが9日、明らかになった。すでに発表した化学事業の売却などに加え、人員削減を拡大する。

電機各社は、テレビ事業の不振などで業績が低迷しており、合理化の動きが相次いでいる。

ソニーは、経営責任を明確にするため、11年度の執行役7人全員が役員賞与を全額返上する方針。

12日の経営方針説明会で、今月1日に就任した平井一夫社長が具体的な経営再建策を公表する。ソニーは12年3月期連結純損益で2200億円の赤字を見込み、4年連続の純損失となる。

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