転職支援サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスが、同サービスに登録した人を調査したところ、大卒で職業に就いた人の大半が20代で転職を考え始め、年齢の“ピーク”は24〜26歳ごろであることが分かった。性別では男性より女性、職種別では技術系よりも販売、営業、事務など非技術系の方がより早い傾向がある。
調査は、昨年度にサービスに登録した人のうち転職経験のない22〜65歳の大卒5万人を無作為抽出し登録状況を分析した。転職を考え始めた年齢は25、26歳がともに11.3%と最多。24歳の10.5%が続き、24〜26歳で全体の3分の1を占めた。20代で転職を考え始めた人は計68.4%だった。
男性は26歳の10.2%が最多なのに対し、女性は24、25歳がともに15.1%と、少し若い年齢への集中度が顕著。同社は「女性は出産や育児による仕事の中断を視野に入れ、早い段階でキャリアを見つめ直す人が多いため」と分析する。
また非技術系職種は23〜25歳の割合が多いのに対し、ものづくりやIT系のエンジニアなど技術系は27〜29歳が多かった。「技術系の方が(転職に生かせる)技能を身に付けるのに時間を要するのが原因」(同社)とみられている。