「オスプレイは撤退を」 普天間飛行場までデモ行進

朝日新聞 2012/12/23

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された新型輸送機オスプレイの撤退を求めるデモ行進が23日、宜野湾市であった。約3千人(主催者発表)がサンバや沖縄民謡などのリズムにのり、普天間飛行場までの約2キロをねり歩いた。

 沖縄平和運動センターなどの主催。「配備反対の思いはあっても、組合旗にシュプレヒコールという従来スタイルでは参加しづらい」と新たな試みに挑戦。風船で飾ったトラックが荷台のスピーカーから音楽を流し、先導した。
 
太鼓をたたく人、仮装の人、フラダンスを踊る人……。読谷村の彫刻家金城実さん(73)は「楽しみながらしなやかに抵抗することが大事だとかねがね思っていたんだよ」。子ども3人と歩いた主婦(39)は9月の県民大会も参加。「お母さん、あれオスプレイかなと、子どもが空を見て言う。基地問題を考えるきっかけを与えられれば」と話した。

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