佐賀県内の賃金不払い残業(サービス残業)で、佐賀労働局が2011年度に指導した企業は14社で、1722人に計5145万円の割増賃金が支払われたことが同労働局のまとめで分かった。
賃金の不払いで是正指導した企業のうち、100万円以上の事案を集計した。14社の平均不払い額は368万円だった。
業種別で見ると、対象労働者数が最も多かったのは製造業6社789人。次いで、商業3社553人、保健衛生業4社359人、建設業1社21人だった。支払額が多かったのは製造業2085万円、保健衛生業1604万円、商業1352万円、建設業104万円の順だった。
全国では1312社が是正対象となり、11万7002人に対して145億9957万円が支払われた。