[ベルリン 7日 ロイター] ドイツ連邦統計局は7日、2012年の国内賃金が3年連続で増加したことを明らかにした。
ユーロ圏債務危機や世界的な景気減速で、上昇率は前年から鈍ったものの、賃金上昇を受けた内需の拡大が、ドイツ経済の拡大に寄与する可能性もある。
2012年の月間平均総所得は実質ベースで0.6%上昇。2010年は1.5%上昇、2011年は1.0%上昇だった。
2012年の名目賃金は2.6%上昇したが、インフレ率が2.0%に達した。
今年は1250万人の労働者が賃金交渉の時期を迎える。エコノミストは、賃上げ率がインフレ率を上回る2.5─4.0%になると予想している。