日銀は26日、役員退職金を引き下げると発表した。ことし1月から国家公務員の退職金が削減されたことを考慮。対象は正副総裁、審議委員、理事、監事で3月1日から9月末までに退任する役員は2%削減する。3月19日に退任する白川方明総裁と山口広秀、西村清彦の両副総裁の計3人は2%削減の対象になる。
2008年に退任した福井俊彦総裁の退職金は2491万円だった。日銀によると、白川総裁の退職金は月給や在任期間、業績評価などを踏まえて今後決まり、その水準から2%削減される。
10月1日から来年6月末までに退職する役員は8%削減、来年7月以降は13%削減する。