ヤフーの宮坂学社長は25日、社員が最長1年間の休みを取れる制度を年度内に導入する方針を明らかにした。欧米企業などにある「サバティカル休暇」を参考にした制度で、無給だが使い道は自由。ヤフーによると日本企業では珍しいという。
今後の目標に掲げた「『働く人が幸せな会社』をつくる」の具体策の一つといい、詳細を検討している。社員のやる気を維持するほか、魅力的な労働条件を示して人材確保につなげる狙いがあるとみられる。
宮坂社長は「休んだ後に引き続きヤフーで頑張るもよし、起業したいと思うもよし」と話し、休んだ社員に何らかの見返りを求めることはないと説明した。