国家公務員1200人余純減へ

NHKニュース 2013年12月24日

国家公務員1200人余純減へ

政府は24日の閣議で、来年度の国家公務員の定員について、海上保安官など治安に関わる職員を重点的に増員する一方、必要性の少ない業務の見直しなどで、増員分を上回る人数を減らし、今年度より1200人余り純減することを決めました。

閣議決定した来年度の国家公務員の定員で、重点的に配置され増員となるのは、▽海上保安官など海上警備に当たる体制強化などのため、国土交通省に694人、▽刑務所の刑務官の増員などで、法務省に770人、▽防衛関係の職員の増員で、防衛省に215人などで、合わせて4144人の増員となります。

これに対し、必要性の少ない業務の見直しや業務の効率化などを進め、合わせて5347人を減員するとしていて、結果として来年度の国家公務員の定員は、増員分から減員分を差し引くと1203人の純減となります。

一方、政府は、平成22年度からの5年間で国家公務員の定員を10%以上減らす合理化目標を掲げていますが、来年度の減員分を合わせると5年間で3万2206人となり、3万244人としていた目標を2000人近く上回ることになりました。

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