経済同友会の長谷川閑史代表幹事は25日の記者会見で、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが店長候補の正社員給与などを全世界で統一する方針を表明したことに対し、「本来はそうすべきで、基本的に賛成だ」と述べた。
国際展開を進める企業は国境を超えた採用や人事をどれだけ円滑にするかが課題となっているためだ。ただ、長谷川氏は「(管理職らの報酬が高い)米国と一緒にするのは難しい」とも指摘した。
会見に先立ち開かれた通常総会では、長谷川氏は「次元の違う政策の必要性」を強調し、国内外から人や投資を呼び込むため、政府に大胆な規制制度改革を求めていく考えを示した。