パナソニック請負労働者の大量解雇の撤回もとめる

 
9日(月)午前6時40分、宣伝スタート。阪急茨木市駅前からパナソニックプラズマディスプレイに通勤する期間労働者を載せたバスがピストン運転します。午後8時出勤に間に合うように、駅前バス停に労働者が並びます。派遣労働者や期間労働者は10時間30分の勤務時間をこなすため午前7時半までに乗り込みます。その後に正社員が出勤してきます。9日は、大阪労連北摂地区協が3月末の大量雇い止め計画の撤回をもとめ、早朝宣伝とパナソニックプラズマディスプレイに撤回申し入れを行いました。関西テレビとテレビ大阪が早朝からずーっと取材しました。バスに乗り込む労働者に、「おはよう!いつでも電話ください」「声を上げれば雇用守ることもできます」などかけ声をかけてチラシを配布、ほとんどの労働者が受け取ってくれました。この行動には10人の北摂地区協や電機ユニオンのメンバーが参加。午前9時からは要請に行きましたが、保安要員が人事部に取り次ぐだけ。「会うことは出来ない、要請文書も受け取れない」と、異常な対応。数度、保安要員を介してやり取りしましたが、人事部も総務部も出て来ず仕舞い。パナソニックプラズマディスプレイは1月に尼崎工場で数百人の派遣労働者を雇い止めにしたうえ、3月末で茨木工場で数百人(正確な数字は公表せず)もの期間労働者を雇い止めする計画です。しかも、事態は月末を前に対象労働者を出勤させずに、自宅待機させて雇い止めを行う卑劣なやり方です。液晶テレビは月産3万台までに落ちているようですが、数ヶ月後には15万台までに増産する計画のようです。これほど派遣切りが問題となっていても、パナソニックプラズマディスプレイは社会的責任を顧みず、自己の非道さに全く心を痛めていませんでした。パナソニックグループは、4兆2500億円もの内部留保を確保しています。(大阪労連副議長 服部信一郎)

 
 関西テレビは本日14:00から1分間、テレビ大阪は17:13からの放送予定。
 

 

この記事を書いた人