パナソニックの子会社となった三洋電機から雇用契約を打ち切られたのは不当だとして、鳥取県に住む元従業員の50代の女性が、三洋電機を相手に地位確認などを求め、鳥取地裁に提訴していたことが10日、訴訟関係者への取材で分かった。提訴は4月25日付。
訴状などによると、女性は1984年、1年ごとに契約を更新する「準社員」として旧鳥取三洋電機に入社。旧鳥取三洋がいろいろ経緯をたどった末、2012年に親会社の三洋電機に吸収合併されると、女性は今年1月に自宅待機を命じられ、3月末に雇用期間満了として契約打ち切りを通告されたとしている。