雇用助成金5億円を不正受給、1社では最高額 神奈川

朝日新聞 2013/06/11

 神奈川労働局は10日、機械部品製造会社「ヤマテコーポレーション」(相模原市中央区)が、国の雇用調整助成金約5億1500万円を不正に受給していた、と発表した。同労働局によると、1社での不正受給額としては過去最高という。
 
雇用調整助成金は、企業経営が悪化した際に従業員を解雇せず一時的に休業などをさせた場合、国が休業手当の一部を助成する制度。

 同労働局によると、同社は2009年4月〜12年9月、実際は出勤している従業員が休業したという虚偽の書類をつくり、助成金を不正に受給した。昨年11月の同労働局の抜き打ち調査で発覚した。同社が不正を認めてすでに一部を返還し、全額を返還する意向を示しているため、同労働局は刑事告発はしない方針。

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