2014年3月7日11時08分 読売新聞)
伊藤忠商事は、昨年10月から試験的に導入している勤務時間の「朝型シフト」を、4月から本格実施する。
深夜残業を禁止し、早朝出勤を促したところ、業務の効率化が進み、会社が負担する残業代も減った。社員からも「朝型の生活は健康に良い」と好評だ。
新制度は国内の本支社、支店で働く社員と管理職計約2600人が対象だ。始業は午前9時、終業は午後5時15分で、海外部門など時間外勤務が欠かせない部署を除いて、午後8時から午後10時までの残業は原則禁止する。深夜勤務(午後10時〜午前5時)も禁止で、社屋は午後10時に完全に消灯している。
早朝勤務を促すため、午前5時から午前9時まで働いた時には、深夜勤務と同様の時間外手当を払う。管理職にも同様に時間外手当を払うことにした。