朝日新聞 digital 2014年6月13日
「人生90年」時代が迫るなか、現役世代の半数は65歳を超えても働きたいと思っている――。内閣府が35〜64歳を対象に実施した高齢期の備えに関する調査で、こんな結果が出た。一方、将来への経済的な備えが不足と答えた人は7割近くいた。調査結果は、政府が13日に公表した「高齢社会白書」に盛り込まれた。
昨年11〜12月、男女6千人を対象にインターネットで調査をし、約45%から回答を得た。
60歳以降も働きたいかを尋ねたところ、「65歳くらいまで」が31・4%で最も多かった。「70歳くらいまで」も20・9%に上り、「働けるうちはいつまでも」(25・7%)を含めると、65歳以降も働きたい人は計50・4%いた。60歳以上でも働きたい理由(複数回答)は「生活費を得たいから」が76・7%で最多だった。畑山敦子