過労死防止法が成立=対策は「国の責務」

時事ドットコム 2014/06/20

 過労死の防止対策を国の責務とし、調査研究の実施などを定めた「過労死等防止対策推進法」が20日、参院本会議で可決、成立した。過労死した労働者の遺族らが2010年から法制化を求め、超党派による議員連盟が法案を提出していた。公布後6カ月以内に施行される。

 実態を明らかにし、対策に生かすことで過労死や過労自殺のない社会を実現するとし、国にその責務があると明記。(1)調査研究(2)国民の啓発(3)相談体制の整備(4)民間団体の活動支援−を実施するとし、毎年11月を啓発月間と定めた。

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